ソフトテニス観戦記

ソフトテニス観戦記、コラム

インターハイ 高田商業破れる・・・その時強かった所が最強の高校

インターハイ2019,圧倒的優勝候補だった高田商業は個人、団体共に決勝に進めず破れました。優勝したのは尽誠学園。個人も白川・石川ペアが優勝しました。

○優勝候補が破れるジンクスが続く

インターハイでは三大会連続、個人でも団体でも優勝候補が破れています。二年前は圧倒的優勝候補であり、高校ソフトテニス界のスーパースターであった上岡・広岡ペアが決勝で敗北。去年は個人、団体共に東北が優勝候補でしたが、やはり不本意な結果となりました。
ソフトテニスはわりと実力通りの結果が出やすいスポーツですが(大会上位は大体常連ですよね)インターハイは番狂わせがよく起こります。

○高校生の実力は一ヶ月で変わる

多分、半年前だったら高田商業は高確率で優勝していたのかと。尽誠学園の白川・石川はここ半年でめちゃくちゃ伸びたんじゃないのかなあと思います。去年も、圧倒的だった北野・鈴木に高田商業は追いつき、最後のインターハイで逆転しました。高校生の成長力は半端ないです。

○トーナメント、短期決戦の怖さ

ソフトテニスは実力が出やすいものの、基本短期決戦であるため、勢いがついてるペアを止めるのは難しいです。7ゲームマッチであれば、4ゲーム、たったの16ポイント先取すればいいのです。7ゲームの間に勢いを挽回するのはかなり難しいです。

○結局実力は?

ただ、やっぱり、実力は今年は高田商業が最強だったのではないかなあと。二年前に次ぐほどの結集度を誇り、レギュラーは個人でどのペアが優勝してもおかしくない実力を持っていました。また、一昨年の世代最強は上岡・広岡ペアでしょう。天皇杯でもベスト4に入り、これは異論無しだと思います。そして、去年の世代最強ペアは、意見が別れるでしょうが北野・鈴木ペア一番だと思います。特に北野選手はムラがあったとはいえ、間違いなく世代最強後衛でしょう。団体も、その北野・鈴木ペアと互角の水木・福田ペアを擁し、近年でも稀に見る強さだったと思います。

○それでも

しかし、それでも、勝った所が最強なんです。インターハイみたいな短期決戦、メンタル面の難しい高校生の試合はソフトテニスに限らず番狂わせが起こりやすいです。その中で、あの瞬間間違いなく最強だったのは尽誠学園であり、白川・石川ペアであったんだと思います。
これから先活躍し続けるのはどの選手なのか。インターハイが終わっても目が離せません。